調色配合
調色とは
調色とは、色指定し塗料を作る、いわば『色のオーダーメイド』です。
調色は、「日本塗料工業会色見本帳」(日塗工色見本)に掲載される色番号で指定を受けるケースが多いです。
公共工事や企業の塗装案件などは最初から専用の色が決まっていることも多く、そういった場合も調色で塗料が製造されます。
調色の良いところ
自分の希望の色、または希望に近い色の塗料で塗装することができるので、美観という点で大きなメリットがあります。
2021年現在、メーカーでは調色塗料の製造後、約1年間程度配合データを保管しており、必要が生じた場合の追加製造も可能です。
調色の難しいところ
調色した塗料で施工し、時間経過により塗替えが必要になった場合、材料や顔料の問題で前回と同じ色の製造が難しい場合があります。塗替えのペースは年単位ですから、最初に塗った塗料自体が製造終了していることもあります。
また、濃い色や鮮やかな色は製造が難しく、色見本から色がズレることがあります。顔料の価格が影響し塗料が高額になる傾向があります。
調色商品を注文したい場合は?
調色塗料は、お客様のための『オーダーメイド商品』つまり一点ものです。
従いまして、お見積りにてご対応し、お支払いは前払い(銀行振込)にてお願いしております。
塗料のお見積りについてはこちらのページをご確認ください。
ただし、ご注文後のお客様事情でのキャンセルは承っておりませんので、あらかじめご了承ください。
調色商品注文後のポイント
塗料が納品されたら、ラベルを確認し、「塗料名、メーカー、注文日、ロット番号」を控えておきます。
また、色見本(たいていの場合、5cm×15cmくらいの金属板です)は日が当たらないようにして保管します。
塗替えの際にこれらがあると、同じ塗料が用意できるか調べられますし、塗料が廃止済の場合は代わりの塗料を選び易いですし、色見本を使って調色を行うことも可能なのでとても役に立ちます!