特長
ミクロンガードはシラン系化合物で、透明な弱溶剤系の浸透性吸水防止剤です。
コンクリート、セメントモルタル、セメント系二次製品などの内部に深く浸透し、化学反応によって強力な厚い防水層をつくります。
ミクロンガード塗布後の軀体内部に形成された防水層は長期に亘って雨水の侵入を防止し、塗付後の軀体内部の腐食劣化、エフロレッセンスの生成、汚れなどを防ぎます。
また、この防水層は軀体本来の通気性を保持しているため、撥水性がありながら水蒸気などの気体を自由に通過させます。
従ってミクロンガード塗付後の軀体内部に湿気が異常に溜まることもありません。
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1)
- 吸水防止持続性
コンクリート、セメントモルタル、セメント二次製品など無機質基材に対し防水防止効果を発揮します。
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2)
- 長期耐久性
耐紫外線性、耐候性に抜群の性能を発揮し、長期にわたり変色しません。
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3)
- 耐汚染性、耐風化防止性
軀体内部に深く浸透し防水層を形成するため、エフロレッセンスの流出を防水層境界内側にとどめ、汚染を防止します。
さらに仕上材の浮き、腫れ、はがれなどの悪影響を防止し、表面の風化・劣化を防止します。
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4)
- 耐アルカリ性、耐酸性、耐塩水性
セメントなどの強アルカリや、強酸、また塩水に対しても影響を受けにくく下地基材を保護します。
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5)
- 防水性と通気性維持
水の侵入を防ぎ、通気性を維持させます。
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6)
- 抜群の浸透性
セメント系などの無機質基材への浸透性が非常に優れています。
一般名称
浸透性吸水防止剤
ホルムアルデヒド放散等級
F✩✩✩✩
対象下地基材及び標準所要量
対象下地基材 |
標準所要量(kg/m2) |
打放しコンクリート※
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0.2~0.3 |
セメントモルタル |
0.1~0.3 |
ALCパネル |
0.2~0.4 |
レンガ |
0.2~0.3 |
コンクリートブロック |
0.2~0.4 |
けい酸カルシウム板 |
0.2~0.4 |
スレート板 |
0.2~0.4 |
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※
- RC下地の場合の標準所要量です。
PC下地の場合、所要量の目安は 0.16~0.24kg/m2 です。
尚、基材の状態により、所要量は増減します。
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注)
- 撥水性については、基材により異なります。
外観
無色透明溶液
標準施工仕様
施工後の注意
本製品には揮発性の化学物質が含まれております。
塗装直後の引渡し等において、化学物質過敏症やアレルギー体質の方への安全対策に十分留意してください。
危険情報と安全管理
製品の取り扱いは、それぞれの製品安全データシート(SDS)に従ってください。
また、ミクロンガードは溶剤系のため、下記の点にご注意ください。
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1)
- 引火性の液体のため、火気厳禁です。
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2)
- 有機溶剤中毒の恐れがあるため、換気に注意し、防毒マスクまたは送気マスクを使用するなどの安全対策を行ってください。
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3)
- 施工においては、溶剤成分が室内に流出しないように十分に注意してください。
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※
- 屋内作業等、使用環境によっては、特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則等の規制を受ける場合があります。
ミクロンガード