特長
弱溶剤特殊変性さび転換形エポキシ樹脂がさびと反応し、強力に固定化するさび止め塗料です。
3~4種ケレン面への塗装が可能になり作業効率が向上します。
1) |
さびと反応し固定化 |
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さびに含まれる「水分」「鉄イオン」と化学反応し、さびを安定な状態に転換し、さびの発生を抑制します。 |
2) |
素地調整費軽減 |
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3~4種程度のケレンで塗装可能なため素地調整費の低減、塗装工期の短縮が図れます。 |
3) |
優れた塗膜性能 |
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エポキシ樹脂とアミンの強靭な架橋により形成される塗膜はさび発生の要因となる水分と酸素の遮蔽性に優れ、さびの発生を抑制します。また耐薬品性にも優れているため、長期にわたり防錆力を発揮します。 JASS 18 M-109変性エポキシ樹脂プライマー及び弱溶剤系変性エポキシ樹脂プライマー性能相当。 |
4) |
優れた作業性 |
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はけ、ローラー作業性に優れているため、1回塗りで50~70μmの厚膜塗装が可能です。 |
5) |
幅広い素地適応性 |
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弱溶剤のため塗替で既存塗膜の溶解やリフティング(チヂミ)が生じにくく、安心して使用できます。 |
6) |
環境対応形 |
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塗料用シンナー可溶タイプのため、臭気はマイルドで、鉛、クロム顔料などの有害な物質を含んでいません。 ホルムアルデヒド放散等級分類はF☆☆☆☆です。 |
概要
系統 |
<さび反応形>弱溶剤2液変性エポキシ樹脂 さび止め塗料 |
用途 |
・ |
建築物 |
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鉄鋼構造物、空調機器、階段手摺、屋根、ダクト |
・ |
プラント類 |
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各種タンク(外面)、パイプ類 |
・ |
その他 |
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鉄塔、看板 |
※ |
シャッター、歩行部位への塗装は避けてください。 |
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適用範囲 |
適用素地 |
鉄骨、鋼板、カラートタン、ガルバニウム鋼板、 亜鉛鉄板(溶融亜鉛めっき)、電気亜鉛めっき鋼板、 ステンレス鋼板、アルミニウム板
※ |
塩化ビニル被膜鋼板には適用できません。 |
※ |
どぶ漬け溶融亜鉛めっき鋼材は、1ヶ月以上暴露し、 素材表面をディスクサンダー(研摩紙P120~240)にて入念に研磨し、 白さびを除去してください。艶が残っている場合は塗装を避けてください。 |
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適用旧塗膜 |
・ |
合成樹脂調合ペイント、アクリルアルキド樹脂塗料、 ポリウレタン樹脂塗料、塩化ゴム塗料 |
・ |
カラー鋼板(焼付け塗装):ポリエステル樹脂塗装系、ふっ素樹脂塗装系※ |
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※ |
事前に試験塗りを行い、×カット・布ガムテープ剥離試験を行ってください。 十分な付着性が確保されていない場合は適用できません。 |
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ホルムアルデヒド放散等級 |
F☆☆☆☆ |
荷姿 |
4kgセット(主剤3.6kg:硬化剤0.4kg)、16kgセット(主剤14.4kg:硬化剤1.6kg) |
色 |
白、グレー、黒、赤さび色 |
塗装器具 |
刷毛、ウールローラー、エアレス |
希釈剤(希釈率) |
塗料用シンナー(0~5%) |
標準塗装面積 |
容 量 |
標準所要量 (kg/m2/回) |
標準塗装面積 (m2/缶) |
4kgセット |
0.18~0.24 |
16~22 |
16kgセット |
66~88 |
※ |
所要量は標準状態の場合ですので、下地条件によって、大きく変動する場合があります。 公共建築工事標準仕様など、指定仕様がある場合は該当仕様に応じた塗付量(所要量)にて塗面積を換算してください。 |
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塗装間隔 |
項目 |
5℃ |
10℃ |
23℃ |
30℃ |
可使時間 |
10時間 |
7時間 |
5時間 |
2.5時間 |
指 触 |
4時間 |
2時間 |
1.5時間 |
1時間 |
硬 化 |
24時間 |
20時間 |
12時間 |
8時間 |
塗装間隔 |
24時間~1ヶ月 |
16時間~1ヶ月 |
8時間~1ヶ月 |
6時間~1ヶ月 |
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適合上塗材 |
ワイドエポーレシリーズ、ワイドシリーズ、1液ワイドシリーズ、4Fシリーズ、ワイドウォールシリーズ、ワイドルーフシリーズ、1液ワイドルーフセラシリーズ、ユニシリーズなど |
※ |
詳細な情報・注意事項等については、カタログ・容器の表示・安全データシート(SDS)をご参照ください。 |
標準塗装仕様 (一般鉄部、ステンレス、アルミ、金属サイディングの塗替え)
工程 |
塗料 |
調合 (重量比) |
標準塗付量 (kg/m2/回) |
塗回数 |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 |
標準膜厚 (μm) |
素地調整 |
・ |
浮きさびは、ディスクサンダー、ワイヤーブラシ、スクレーパーなどを用いて除去する。(3種ケレン) |
・ |
油脂類は溶剤ぶきで除去する。 |
・ |
素地は十分に乾燥させる。 |
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下塗り |
ワイドさびストップ 塗料用シンナー |
100 0~5 |
0.18~0.24 |
1~2 |
8時間以上 1ヶ月以内 |
刷毛塗り ローラー塗り エアレス塗り |
50~70 |
上塗り |
各種上塗り塗料: |
ワイドエポーレシリーズ、ワイドシリーズ、1液ワイドシリーズ、 4Fシリーズ、ワイドウォールシリーズ、ワイドルーフシリーズ、1液ワイドルーフセラシリーズ、ユニシリーズ※ |
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※ |
ユニシリーズ(水性塗料)を上塗りする場合は、工程間を24時間~7日間としてください。 |
※ |
亜鉛めっき面に塗装する場合は標準塗付量0.14~0.24kg/m2/回、標準膜厚40~70μm/回となります。 |
※ |
公共建築改修工事標準仕様書などにおけるJASS 18 M-109規格の下塗りとして使用する場合は、 標準塗付量0.14kg/m2/回、標準膜厚40μm/回となります。 |
※ |
エアレス塗りの場合、希釈率は0~10%です。 |
※ |
溶接部、エッジ部またはケレンで凹凸を生じた面などには膜厚が薄くならないように増し塗りをしてください。 |
注) |
仕様の各数値はすべて標準のものです。下地の形状・状態、施工方法、気象条件などにより増減します。 事前の試し塗りで確認して下さい。 |
色見本 (スキャナーで取り込んでおりますので、目安としてご覧下さい。)
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