特長
さびストップは、特殊変性さび転換形エポキシ樹脂が残存したさびと反応(さびを転換)し、
強力に固定化するさび止め塗料です。
3~4種ケレン面への塗装が可能になり、作業効率のアップが図れます。
1) |
さびと反応し安定化させます。 |
|
さびに含まれている"水分"および"鉄イオン"と化学反応し、さびを安定な状態に転換します。塗膜は水分や酸素の遮断性に優れ、さびの発生を抑制します。 |
2) |
素地調整費が低減できます。 |
|
浸透性に優れ、3~4種程度のケレンで塗装できますので、素地調整費用の低減、塗装工期の短縮が図れます。 |
3) |
厚膜仕上げが可能です。 |
|
1回塗りで50~70μmの厚膜が確保できます。また耐アルカリ性、耐酸性が優れていますので、長期にわたり防せい力を発揮します。 |
4) |
旧塗膜にも、よく密着します。 |
|
アルキド樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、塩化ゴム樹脂塗料などの旧塗膜にも良好な付着性を示します。 |
5) |
無鉛さび止め塗料です。 |
|
クロム、鉛などの重金属顔料を用いていませんので、安心してご使用いただけます。 |
概要
系統 |
<さび反応形>溶剤2液形エポキシ樹脂系 さび止め塗料 |
用途 |
・ |
建築物 |
|
鉄鋼構造物、空調機器、屋根、ダクト |
・ |
プラント類 |
|
各種タンク、パイプ類 |
・ |
鉄塔 |
|
送電鉄塔、看板 |
|
※シャッターへの塗装は避けてください。 |
|
適用範囲 |
適用素地 |
鉄骨、鋼板、亜鉛鉄板(電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板)、 カラートタン、ガルバリウム鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板
※ |
塩化ビニール被膜鋼板には適用できません。 |
※ |
どぶ漬け溶融亜鉛めっき鋼材は、1ヶ月以上暴露し、 素材表面をディスクサンダー(研摩紙P120~240)にて入念に研磨し、 白さびを除去してください。艶が残っている場合は塗装を避けてください。 |
|
|
適用旧塗膜 |
エポキシ樹脂塗料(+放置日数 7日以上) ポリウレタン樹脂塗料(+放置日数 5日以上) 合成樹脂調合ペイント(+放置日数 10日以上) 塩化ゴム樹脂塗料(+放置日数 10日以上) アクリルアルキド樹脂塗料(+放置日数 1ヵ月以上) |
※ |
塗装条件によりニジミ、チヂミが生じる場合がありますので、 事前にテスト塗りで確認してください。 |
※ |
エポキシ樹脂塗料は、P140~150程度のサンドペーパーで研磨後塗装してください。 |
|
|
|
|
ホルムアルデヒド放散等級 |
F☆☆☆☆ |
荷姿 |
4kgセット(主剤3.7kg:硬化剤0.3kg)、14kgセット(主剤13kg:硬化剤1kg) |
色 |
赤さび色(07-50L近似色)、グレー(N-70近似色)、白(N-93近似色) |
塗装器具 |
刷毛、ローラー、エアレス |
希釈剤(希釈率) |
希釈剤 |
塗装方法 |
希釈率(%) |
スズカシンナー#1000 |
刷毛、ローラー |
0~5 |
エアレス |
5~10 |
|
標準塗装面積 |
容 量 |
素 地 |
標準所要量 (kg/m2/1~2回) |
標準塗装面積 (m2/缶) |
4kgセット |
鉄面 |
0.18~0.24 |
16~22 |
亜鉛めっき面 |
0.14~0.24 |
16~28 |
14kgセット |
鉄面 |
0.18~0.24 |
58~77 |
亜鉛めっき面 |
0.14~0.24 |
58~100 |
※ |
所要量は標準状態の場合ですので、下地条件によって、大きく変動する場合があります。 公共建築工事標準仕様など、指定仕様がある場合は該当仕様に応じた塗付量(所要量)にて塗面積を換算してください。 |
|
塗装間隔 |
|
塗装間隔 (23℃) |
上塗り |
工程内 |
3時間以上 |
- |
工程間 |
3時間以上 7日以内 |
ワイドエポーレシリーズ、ワイドルーフシリーズ、1液ワイドルーフセラシリーズ、 1液ワイドウォールシリーズ、ワイドシリーズ、1液ワイドシリーズ、エポーレ メタルトップ、ラフトンウレタンエナメル、エスコートECO、 アクリルバーン、アクリルエポーレ、エスコートホープDX |
8時間以上 |
メタルトップ、エポーレ、ラフトンウレタンエナメル |
※ |
塗装間隔時間は、厳守してください。 尚、低温時は、16時間以上取ってください。 |
※ |
水性塗料(ユニシリーズ、クールトップ)を塗装する場合は、 16時間(23℃)以上取ってください。 |
|
乾燥時間 |
気温 |
5℃ |
23℃ |
30℃ |
指触乾燥 |
1時間 |
30分 |
15分 |
半硬化乾燥 |
5時間 |
2時間 |
1時間 |
|
可使時間 |
気温 |
5℃ |
23℃ |
30℃ |
可使時間 |
12時間 |
8時間 |
6時間 |
|
※ |
詳細な情報・注意事項等については、カタログ・容器の表示・安全データシート(SDS)をご参照ください。 |
標準塗装仕様 (素地:鉄面)
工程 |
塗料 |
調合 (重量比) |
標準塗付量 (kg/m2) |
塗回数 |
塗装間隔 (23℃) |
塗装方法 |
素地調整 |
・ |
浮きさびは、ディスクサンダー、ワイヤーブラシ、スクレーパーなどを用いて除去する。(3種ケレン) |
・ |
海浜地区、工業地帯、腐食が著しい地域では、さびを入念に除去し、素地をあらわす。(2種ケレン) |
|
下塗り (さび止め) |
さびストップ スズカシンナー#1000 |
100 0~10 |
0.18~0.24 |
1~2 |
(工程内)3時間以上 (工程間)塗装間隔を参照 |
はけ塗り ローラー塗り エアレス塗り |
上塗り |
適用上塗塗料(商品名) ワイドエポーレシリーズ、ワイドルーフシリーズ、1液ワイドルーフセラシリーズ、 1液ワイドウォールシリーズ、ワイドシリーズ、1液ワイドシリーズ、エポーレ、 メタルトップ、ラフトンウレタンエナメル、エスコートECO、アクリルバーン、 アクリルエポーレ、エスコートホープDX |
※ |
さび面では、ボルト箇所、エッジ、ケレン後の段差など、 十分被覆するまで、サビストップを増し塗りしてください。(2回塗り以上) |
※ |
さび面では、さびストップを無希釈で塗装し、膜厚を確保してください。 |
※ |
亜鉛めっき面に塗装する場合は、0.14~0.24(乾燥膜厚40~70μm)を塗装してください。 |
注) |
仕様の各数値はすべて標準のものです。下地の形状・状態、施工方法、気象条件などにより増減します。 事前の試し塗りで確認して下さい。 |
色見本 (スキャナーで取り込んでおりますので、目安としてご覧下さい。)
関連商品
さびストップ カタログ(スズカファイン)
さびストップ サビストップ サビスト さびスト