特長
2液形エポキシ樹脂を主体とした、浸透性の下地補強用塗料(溶剤形)。
2液エポキシで含浸し、素材を強化。
-
1)
- 浸透性が高く下地に対して「くさび効果」があります。
-
2)
- エポキシ樹脂によって表面層ぜい弱素材の強度を高めます。
-
3)
- 耐水性・耐アルカリ性にすぐれており、仕上げ材の性能の向上に役立ちます。
-
4)
- 種々の上塗りと密着に優れると共に上塗り塗料の選択幅を拡げます。
-
5)
- 上塗り塗料の吸込みによる仕上がり、性能の支障を防止します。
一般名称
ぜい弱素材補強用(2液エポキシ浸透形)シーラー
適用規格
JASS 18 M201 反応形合成樹脂ワニス 2液形エポキシ樹脂ワニス 合格品
ホルムアルデヒド放散等級
F☆☆☆☆
用途
外部用下塗り塗料
(内部に使用する際には十分に換気し、溶剤中毒にご注意ください。)
対象/部位 |
|
戸建住宅 |
最適 |
マンション |
最適 |
教育施設/病院 |
最適 |
オフィス/商業施設/ホテル |
最適 |
工場/倉庫 |
最適 |
鋼構造物 |
不可 |
適用下地
-
〇
- 新設
押し出し成型板、PC板、コンクリート、モルタル、ストレート板、木部、ケイカル板等の各種素材に。
-
〇
- 塗り替え
弾性系仕上げ材、吹付けタイル、スタッコ、セメントリシン、アクリルリシン、アクリルエナメル、塩化ビニールエナメル、ウレタンエナメル、エマルション塗料等の各種既存塗膜に。
-
※
- 但し、アクリルや塩ビ系塗膜に塗装する場合は、縮むケースがありますので
事前に試し塗りを行ってください。
色相
淡褐色
施工方法
-
〇
- 適
はけ、ローラー
-
〇
- 可
吹付け
塗り面積
下地素材 |
比重 |
使用量 |
1缶当たりの塗り面積 |
劣化セメントリシン |
― |
0.15~0.25kg/m2/回 |
64~106m2/回/缶 |
モルタル、コンクリート |
― |
0.15~0.30kg/m2/回 |
53~106m2/回/缶 |
プラスター |
― |
0.10~0.12kg/m2/回 |
133~160m2/回/缶 |
けい酸カルシウム板 |
0.4 |
0.30~0.40kg/m2/回 |
40~53m2/回/缶 |
0.7 |
0.15~0.18kg/m2/回 |
88~106m2/回/缶 |
1.0 |
0.11~0.13kg/m2/回 |
123~145m2/回/缶 |
-
※
- 素材への吸い込みはかなりバラツキがありますので事前にテストして使用量を算定しておくことをお勧めします。
-
1)
- 下地処理として、シーラーの使用量は下地ケレンの状況、素材の比重(気換比重)、塗装前の吸水(含水状態)状態、塗装方法によって大きく左右されます。
一つの目安として参考としてください。
-
2)
- 下地素材補強の目的を発揮する為の使用量算定の目安は
-
〇
- 下地・素材への吸い込みがあるうちはまだ不十分な使用量です。
-
〇
- 浸透性シーラー面にややつやが出来る程度が適性使用量です。
(シーラーの被膜層が表面にわずかに表れる程度が好ましい。)
-
ご注意
- 下地につやが出すぎるほど塗り付けますと、エマルション塗料をすぐ塗装したとき割れが生じる危険があります。
同様に、厚く塗りすぎ、かつ上塗り塗装までの乾燥時間が短いとエポキシ樹脂の硬化不良から、上塗り塗装後、経時で上塗り塗膜にひびわれが入ることがあります。
これは、エポキシ樹脂の硬化時における収縮(内部応力)によるものです。
また、テクスチャーローラー、パターンローラーの施工時、上塗り塗料がすべり、模様が出しにくい可能性があります。
希釈
無希釈
乾燥時間
|
5~10℃ |
23℃ |
30℃ |
指触乾燥 |
3時間 |
5分 |
3分 |
塗り重ね乾燥 |
2日以上7日以内 |
16時間以上7日以内 |
16時間以上7日以内 |
-
※
- 乾燥時間は目安です。使用量、通風、湿度および素地の状態によって異なります。
適用上塗り塗料
2液形塗料、塩ビ、アクリル、NAD、水性塗料、複層弾性材、単層弾性材等の各種塗料が使用できます。
施工上の注意事項
詳細な内容については、各商品の製品使用説明書などにてご確認ください。
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