特長
サビカット2は塗料用シンナーで希釈することができる速乾性で防錆力にすぐれた、一液型エポキシ系のサビ止め塗料です。
従来の油性・合成樹脂系サビ止めペイントでは、上塗りまでに1日の乾燥が必要でしたが、サビカット2は当日のうちに上塗り塗装が可能です。
また耐久性、付着性にすぐれるため、鉄鋼構造物の新設塗装や塗り替えに大きな威力を発揮します。
鉛・クロム系の原料を使用していないため、安全面や環境に配慮した設計になっています。
-
1.
-
一液型、速乾性
一液型で可使時間を気にすることなく取り扱いができ、合成樹脂調合ペイントやフタル酸樹脂系および各種弱溶剤型上塗り塗料をその日のうちに塗装することができます。
-
2.
-
環境低負荷で、すぐれた防錆力
鉛・クロム系化合物を原料として配合していません。また、高性能特殊防錆顔料を使用していますので、環境にやさしく、すぐれた防食性能を発揮します。
-
3.
-
ターペン希釈が可能
においの比較的マイルドな塗料用シンナーで希釈、塗装ができます。
(ただし、塗装器具の洗浄にはラッカーシンナーを使用してください。)
-
4.
-
付着性良好
変成エポキシ樹脂の性能を生かして、鉄、トタン板、ステンレスなどの金属素材および各種旧塗膜への付着力がすぐれています。
-
5.
-
塗装作業性、仕上がりの良さ
ハケ、ローラー、エアレスでの塗装作業性が良く、上塗り塗料の吸い込みが少ないため、美しい仕上がり感が得られます。
系統
弱溶剤一液型変性エポキシサビ止め塗料
規格等
-
・
- ホルムアルデヒド放散等級:F☆☆☆☆
用途
-
・
- 屋内外の鉄鋼構造物の新設および塗り替え用下塗りとして。
-
・
- トタン板、亜鉛処理鋼鈑※、アルミ板※、ステンレスの新設および塗替え用下塗りとして。
※ 亜鉛でキラキラ輝く鋼材やオイル処理をしたものやアルミ板の番手等、非鉄金属の種類によって付着しない場合がありますので試し塗りをしてご確認ください。
荷姿・色目
-
・
- 16kg
赤サビ色(09-40L近似)、グレー(N-75近似)、ホワイト(N-93近似)、ブラック(N-10近似)
-
・
- 4kg
赤サビ色(09-40L近似)、グレー(N-75近似)、ホワイト(N-93近似)※ 4kgサイズには、ブラックの規格がありません。
適応素地
鉄、非鉄金属面
-
※
- 亜鉛でキラキラ輝く鋼材やオイル処理をしたものやアルミ板の番手等、非鉄金属の種類によって付着しない場合がありますので試し塗りをしてご確認ください。
適応旧塗膜
-
注4
- シリコン系塗料や焼付タイプの旧塗膜の場合は、付着性が悪いことがありますので、ペーパー等で表面あらしを行ってください。
-
注5
- 塗料用シンナーに溶解、膨潤するような旧塗膜には塗装しないでください。
適応上塗塗料
-
注3
- 塗装仕様がF☆☆☆☆仕様の場合、上塗り塗料もF☆☆☆☆製品を使用してください。(ダイナロックⅢ、1液ユメロックDX、ユメロック、ハイパーユメロック、サンフロンUV)
※
- 高日射反射率(遮熱)塗料で仕上げる場合、下塗りは専用プライマーを選択してください。
使用方法
塗装方法
ハケ・ローラー、エアレス
希釈
-
・
- 希釈剤:塗料用シンナー
-
・
- ハケ・ローラー:希釈率 0~10%
-
・
- エアレス:希釈率 10~20%
標準塗装回数
1回
標準塗付量
-
・
- 0.12~0.14kg/m2・回
標準塗布面積
-
・
- 114~133m2/16kg・回
標準塗装仕様例
例1)鉄部、亜鉛処理鋼板、アルミなど新設〔弱溶剤一液架橋型塗料仕上げ〕
例2) 鉄部、亜鉛処理鋼板、アルミなど塗り替え〔弱溶剤一液架橋型塗料仕上げ〕
例3)鉄部、亜鉛処理鋼板、アルミなど塗り替え〔弱溶剤二液型塗料仕上げ〕
例4)鋼板屋根、トタン屋根など塗り替え〔弱溶剤一液型塗料仕上げ〕
-
※
- 標準塗付量については、塗装時のロスを考慮に入れた数値で、形状、素材、塗装方法などにより多少異なります。
上塗りは必ず2回塗り以上で仕上げてください。1回塗りでは上塗りの性能が十分発揮できません。
注意事項
-
・
- 上記の各数値は標準的な塗装を行う際のもので、塗装時のロスを考慮に入れた数値です。下地の状態、気象条件、塗装方法などにより多少異なる場合があります。
-
・
- ご使用前には製品容器の記載事項、製品カタログ、製品説明書、SDSなどで、詳細情報を必ずご確認ください。
本ページでは個々の注意事項は記載を省いてあります。
関連商品
サビカット2 カタログ(ロックペイント)
サビカットⅡ